【猫ブリーダーの雑記】猫の食事の歴史と進化、愛猫の健康寿命を延ばすために

皆さんこんにちは、キャットハウスたんたんです。
突然ですが、皆さんは肉派ですか?それとも魚派ですか?私は断然、魚派です。新鮮なお刺身には目がありません。

今日はそんな私が、猫の食事について思うことを綴ろうと思います。
日々、猫たちと向き合う中で、食事の大切さを痛感しています。まだまだ勉強中の身であり、専門家のような詳しい知識はありません。あくまで、ブリーダーとしての経験から感じたこと、調べたことを綴っていくだけですので、拙い表現はどうぞご容赦ください。

カリカリの誕生秘話?猫の食事の歴史

今や当たり前となったキャットフードですが、ドッグフードと比べると意外と歴史が浅いことをご存知でしょうか。

アメリカでは、1930年代に猫缶が、そして1950年代にはドライフード、いわゆるカリカリが登場しました。本格的に普及し始めたのは1950年代からと言われています。
太平洋戦争の影響で金属の使用が制限され、猫缶の代わりとしてカリカリが作られたという説があります。まさに「必要は発明の母」ですね。

「ねこまんま」は当たり前だった?昭和の食卓事情

ペットフードが普及する前、日本の猫たちは何を食べていたのでしょうか。

昭和以前の日本では、ペットの食事に「与えてはいけない食材」という概念はほとんどなく、人間の食べ残しを与えるのが一般的でした。
我が家でも犬や猫に当たり前のように残飯を与えていました。「ねこまんま」という言葉があるように、それが普通の光景だったのです。

猫にとって危険な食べ物の研究が始まったのは1970年代ですが、その情報が日本で広く知られるようになったのは、インターネットが普及し始めた2000年代に入ってからでした。

☠猫に与えてはいけない食材の年表

  • 2020年代~現在:生肉全般、高塩分食品、人間用サプリ・薬
  • 2000年代後半~2010年代:ブドウ・レーズン、アボカド、キシリトール
  • 2000年代前半:生魚(イカ・タコ・貝)、生卵、骨付き肉
  • 1990年代:チョコレート、カフェイン飲料
  • 1970~80年代:ネギ類、アルコール
食生活の進化と猫の寿命

キャットフードが普及し、近代的な猫の食事が確立された1980年代以降、猫の平均寿命は驚くべきスピードで延びています。
日本人に置き換えると、江戸時代から現代までの約160年分の変化が、わずか40年で起きたようなものです

もちろん、獣医療の進歩も大きな要因です。しかし、日々の食事の質が向上したことが、猫の健康と寿命に大きく貢献していることは間違いないでしょう。

我が家の猫たちの食事遍歴と気づき

ここで、我が家の猫たちの食事の変遷についてお話しします。試行錯誤の連続でした。

朝晩2回(カリカリのみ)

サラリーマンとして日中家を空けていた頃のスタイルです。
内容の変化は無く、決まった時間に決まった量を与えているだけでした。

朝晩2回+昼と夜のおやつ

コロナ禍で在宅勤務が増え、家にいる時間が長くなったことで、人間の食事のタイミングに合わせておやつを与えるようになりました。

朝昼晩3回+夕方のおやつ

おやつの影響か、一部の子が下痢をしてしまいました。そこで、猫にも一度に食べられる量に限界があることを学び、1日の総量を守りつつ、回数を分けて与えるようにしました。

朝昼晩3回+必要に応じた間食・夜食

現在は、猫それぞれの状態に合わせて食事内容を調整しています。妊娠・授乳期のお母さん猫、育ち盛りの子猫など、必要なエネルギー量(活動係数)に応じて、内容や量を変えています。

人間でも、老人と食べ盛りの高校生では総量が違いますし、高校生でもラグビー部の男子と茶道部の女子とでは全然違います。
量もさることながら、活動係数が大事なことに気がつきました。

この過程で、猫にも人間と同じように「肉派」と「魚派」がいること、そして味や食感の好みがあることも分かってきました。

毎日同じフードを与えるだけでなく、様々な原材料や形状のフードを組み合わせ、食事にメリハリをつけること。それが、猫たちの食の楽しみと健康に繋がるのだと、今では考えています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。